富奥の「農」を訪ねて

 7月21日(土)午前、『富奥の「農」を訪ねて~じわもん試食と県立大学果樹園見学』が開催されました。
 加賀百万石ウォーク春夏編の「野々市版」1日限定イベントとして、ののいち里まち倶楽部が企画したもので、富奥地区の農業の一端を紹介しました。
 参加者は、一般公募の9名に石川県立大学の1年生10名、スタッフの総勢27名。野々市市役所をバスにのって、中林の農場福来園のビニールハウスを目指しました。

 福来園では、有機肥料で土づくりにこだわった農業を実践する福田康浩さんから、都市近郊農業の現状や地産地消の意義などを聴きながら、トマトやアスパラガス、花などのハウスを見学しました。
 

 また、市民が集まる農場をめざす福田さんは、ビニールハウスにバーベキューができる設備を常設。今回もとれたての枝豆、トウモロコシ、じゃがいもの茹で上げと、キュウリの浅漬け、生トマトを試食しました。

 
 次に、末松廃寺跡近くにある石川県立大学の果樹園を見学。同大学の高居講師から、柿園、リンゴ園、梨園、ブドウ園などを一通りの案内を受け、栽培にあたっての工夫や苦労話などを聴きました。
 梨園では、幸水や豊水など、品種ごとに色分けした袋が、咲き誇る花のように下がっていました。
 県立大学の学生でも学部が違えば、ほとんど果樹園を訪れることがないようで、広大な果樹園の存在を実感したようです。
 

 富奥の「農」を訪ねた今回のイベントですが、最後に末松廃寺の紹介を行うことで、野々市の歴史の一部も感じてもらえたようです。

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発見!ののいち in じどうかん

野々市市の3つの児童館では、それぞれの地区において、歴史や文化、農業体験をしながら、「ののいち」を発見しよう!という企画を実施しています。

里まち倶楽部では、各児童館からの要請により、必要なコースにガイドを派遣することとしています。

第1回目の5月26日(土)は、押野児童館から御経塚のふるさと歴史館の道のりにおいて、帆苅会長と今年度入会した川さん、村井さんが、地域の歴史や見所などについて紹介しました。

当日の模様は、押野児童館のレポートをご覧ください。

第2回目の6月16日(土)は、本町児童館が独力で実施することとなり、里まち倶楽部の出番はありませんでしたが、今話題の創和テキスタイルの見学が含まれていたことから、個人的興味で取材ということで参加させていただきました。

本町児童館で本町界隈の歴史を聞いた子どもたち8人(男児2人、女児6人)は、引率の先生とともに出発し、布市神社で実際の弁慶の力石や稲荷社を見学し、そのあと、白山町の創和テキスタイル野々市工場に向かいました。

 

一行は、会議室で会社の説明を聞きましたが、毎月55,000疋(1疋はおよそ50m。2,750km)の布を生産しており、その長さは北海道から沖縄よりも長いことにビックリ。製造された布は、郵便局や多くのコンビニなどの制服に使われているとのことで、厚めの布の製造分野では、生産量が日本一とのことです。

 

 

また、野々市工場では、最先端技術である炭素繊維の製造も行っており、軽い繊維生地が鉄よりも10倍も強く、防弾チョッキや飛行機のボディに使われていることを聞きこれにもビックリしていました。

会社説明の後、工場を案内していただきましたが、目に見えないほど早い動きの繊維織機や耳栓をしても大きな音がする場所に緊張しながらも、興味深く一生懸命見学していました。

 

野々市市で唯一の繊維メーカーである創和テキスタイル(本社、羽咋市)は、今年度一杯で野々市工場を閉鎖し、羽咋工場へ製造拠点を集約することとしています。工場撤退後の広大な跡地については、市長や議会も大変心配し活用策を要望しているとのことです。

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野々市の春はツバキとともに!

 4月7日(土)午前、広報ののいち4月号(4~5頁)で紹介された「ツバキの里まちめぐりコース」4コースのうち、Bコース「野々市まちなかのツバキコース」を体験してきました。
 小雪がちらつく寒い朝となりましたが、有志8名が中央公民館に集まり、ツバキの里のガイドを想定しながら、およそ3.1kmのコースを1時間30分ほどで回りました。
 
 コースは以下のとおり。

・中央公民館~布水つばき通り~横宮緑地~北横宮公園~若松ちから石公園~つばき公園~文化会館フォルテ~本町通り~布市神社~中央公民館

 広報で紹介されたポイント以外にも、個人の庭や畑、お寺の境内などにも多くのツバキを見ることができ、ツバキの里を実感しました。

 しかし、布水つばき通りには、野々市ツバキが道路の両脇に植えられていましたが、枯れたような葉のない木が多くありました。横宮緑地には何種類かのツバキがありましたが、せっかくのモニュメントの回りにツバキがないのが残念。
 また、つばき公園は、その名のとおり多くのツバキの種類を見ることができましたが、名板のあるもの、ないものバラバラ。また、手入れがされていない状態が随所に窺われました。

 野々市市は、平成29年の全国椿サミットの誘致を意思表示しましたが、今から計画的に整備を進めないと、ホスト自治体の面目がたたないのでは、と多くの会員が感じました。

 なお、来週4月14日(土)午後は、加賀百万石ウォーク共催のガイド案内となります。コースは、Aコース「縄文の里・御経塚のツバキコース」です。
 お問い合わせは事務局まで。

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春を呼ぶ野々市椿まつりと北国街道散策

 ののいち「里まち」養成講座の最終講座(第9回)は、3月17日(土)、18日(日)の両日「花と緑 ののいち椿まつり2012」にあわせたガイド体験の実技講座として開催されました。

 また、今回の講座は、加賀百万石ウォークの共催事業「春を呼ぶ野々市椿まつりと北国街道散策」として開催しました。残念ながら一般参加者の事前申し込は直前にキャンセルとなりましたが、土曜日については、情報交流館カメリアが主催する映像制作教室「ののいちビデオ散策」の1つのテーマに設定され、ビデオ講座受講生やカメリアのスタッフの参加がありました。

 ののいち里まち倶楽部のガイド役は、新調されたスタッフジャンパーを身にまとい、椿まつりの会場内に展示された椿の特徴や作品の解説などで参加者を案内しました。

展示された椿を説明 特産品の案内 のっティと記念撮影

 北国街道の散策では、生憎の雨模様でしたが、フォルテから歩いて本町通りへ案内し、郷土資料館、照台寺、布市神社などで解説を行いました。

フォルテの白侘助を紹介 本町通りを散策 郷土資料館の案内
親鸞お手植えと伝わる藤(照台寺) 聖護院道興の句碑(布市神社)

 また、土曜日の午後には中央公民館において、里まち倶楽部の代表と白山市の観光ボランティアガイド「松任うぐいすの会」との交流会が開催され、お互いの取り組み現状や課題について意見を交換した後、フォルテの会場へ向けて本町通りを案内しました。

うぐいすの会との交流会(中央公民館) 水毛生家を訪問 フォルテ会場にて
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県立大のMap Project 報告

 この度、県立大学のマッププロジェクトの一環として、ののいち里まち倶楽部で作成した本町地区のまち歩きマップを英訳してもらいました。

 2012年2月27日(月曜日)午前10時から石川県立大学大講義室で、ののいち里まち倶楽部に対して、英訳されたマップの贈呈式がありました。
 当日は、今回のプロジェクト全体の報告とともに、学生たちから本町地区の見所について、英語と日本語で紹介されました。今回のプロジェクトのメンバーである、アメリカのローズハルマン工科大学の学生も、このために来日しました。前日のリハーサルの成果が発揮されて、堂々とした発表でした。

【本町地区について、英語と日本語での紹介】

 

 その後、学生たちから、マップの英訳を贈呈されました。


【学生代表からマップの英訳を受け取る帆苅会長】

【受け取ったことを学生たちに見せている帆苅会長】

 今回、英訳されたマップは、ののいち里まち倶楽部が地図として製作し、野々市市で印刷されました。今後、野々市市でのさまざまな行事に使っていただけたら、と思っています。
 お問い合わせは、ののいち里まち倶楽部事務局(市産業振興課076-227-6082)まで。

【 日米Map Project メンバー】

 その翌日、2012年2月28日(火曜日)午前10時から、日米の学生たちが刷り上ったばかりの英語版マップを持って本町地区を見学しました。天気は良いものの風が冷たい日でしたが、日本の古い家屋に興味津々で、元気に見学していました。多くの方のご協力に感謝します。


【英訳マップを手にして まち歩き】

 最後に、のっティと遭遇!のっティ体操のPRに協力するというハプニングも!良い記念になると喜んでいました。

【のっティとの遭遇】

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