野々市市の3つの児童館では、それぞれの地区において、歴史や文化、農業体験をしながら、「ののいち」を発見しよう!という企画を実施しています。
里まち倶楽部では、各児童館からの要請により、必要なコースにガイドを派遣することとしています。
第1回目の5月26日(土)は、押野児童館から御経塚のふるさと歴史館の道のりにおいて、帆苅会長と今年度入会した川さん、村井さんが、地域の歴史や見所などについて紹介しました。
当日の模様は、押野児童館のレポートをご覧ください。
第2回目の6月16日(土)は、本町児童館が独力で実施することとなり、里まち倶楽部の出番はありませんでしたが、今話題の創和テキスタイルの見学が含まれていたことから、個人的興味で取材ということで参加させていただきました。
本町児童館で本町界隈の歴史を聞いた子どもたち8人(男児2人、女児6人)は、引率の先生とともに出発し、布市神社で実際の弁慶の力石や稲荷社を見学し、そのあと、白山町の創和テキスタイル野々市工場に向かいました。
一行は、会議室で会社の説明を聞きましたが、毎月55,000疋(1疋はおよそ50m。2,750km)の布を生産しており、その長さは北海道から沖縄よりも長いことにビックリ。製造された布は、郵便局や多くのコンビニなどの制服に使われているとのことで、厚めの布の製造分野では、生産量が日本一とのことです。
また、野々市工場では、最先端技術である炭素繊維の製造も行っており、軽い繊維生地が鉄よりも10倍も強く、防弾チョッキや飛行機のボディに使われていることを聞きこれにもビックリしていました。
会社説明の後、工場を案内していただきましたが、目に見えないほど早い動きの繊維織機や耳栓をしても大きな音がする場所に緊張しながらも、興味深く一生懸命見学していました。
野々市市で唯一の繊維メーカーである創和テキスタイル(本社、羽咋市)は、今年度一杯で野々市工場を閉鎖し、羽咋工場へ製造拠点を集約することとしています。工場撤退後の広大な跡地については、市長や議会も大変心配し活用策を要望しているとのことです。